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はり・きゅう・あん摩マッサージにおける「施術報告書」とは?

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2025.08.12
 
はりきゅうマッサージ施術を行う際、患者さまや、医師に対して、施術の内容や経過を明確に伝えるための書類が「施術報告書」です。
特に受領委任制度を利用して保険請求を行う場合、施術報告書は法的にも運用的にも重要な役割を担います。
 
 
なぜ施術報告書が重要なのか
1.患者さまとの信頼関係構築
 症状の変化や施術の成果を明確に示すことで、安心感と納得感が得られます。
2.医師・ケアマネとの連携強化
 施術計画や結果を共有することで、適切なケアプラン作成につながります。
3.保険請求の正当性確保
 受領委任制度では、施術報告書の添付もれだと保険者からの返戻や指導の対象になることがあります。
 
 
作成の基本ステップ
(弊社のレセコンで入力と印刷可能です。内容は下記の通り)
1.患者情報の記載
 氏名、生年月日、保険証番号、訪問日などの基本情報を正確に記載。
2.施術内容の具体化
 部位、方法(あん摩、指圧、鍼、灸、手技など)、所要時間を明記。
3.症状経過の記録
 疼痛の変化、可動域の改善、ADL(日常生活動作)の変化を客観的に記録。
4.今後の施術方針
 継続、改善目標、訪問頻度などを簡潔に。
5.作成日と署名
 施術者の氏名・押印(または署名)を忘れずに。
 
 
柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師での注意点(受領委任制度)
•柔道整復師
 外傷性の負傷が対象。慢性疾患への施術は保険対象外。施術経過の根拠となる詳細記録が必須。
•鍼灸師
 医師の同意書で記載された傷病名・部位に沿った施術が必要。同意書の有効期限(通常6か月)を厳守。
•あん摩マッサージ指圧師
 機能回復・維持を目的とする場合、必要性を医学的に説明できる記載を心がける。
 
 
よくある記載不備と防止策
•部位・施術方法が抽象的(例:「マッサージ」だけ) → 部位と方法を詳細に
•症状の変化が主観的(例:「楽になった」) → 数値や動作テストで客観的に
•同意書内容との不一致 → 施術前に再確認
 
 
株式会社ワールドのサポート
 
弊社レセプトコンピュータ(レセコン)は、訪問マッサージの施術報告書作成を効率化。
•患者情報の自動反映
•過去施術記録の簡単参照
•施術報告書の自動フォーマット
 
正確な施術報告書の作成は、患者さまへの誠意であり、事業者の信頼性向上にもつながります。株式会社ワールドは、現場で働く施術者の皆さまを全力でサポートします。
 
 
まとめ
はりきゅうマッサージ施術における施術報告書は、単なる事務作業ではなく、患者さまの生活の質を守る大切なツールです。正確・丁寧な記載と、制度に沿った適正運用が、長期的な事業の安定と信頼を生み出します。
株式会社ワールドでは、医療現場の混乱を最小限に抑えるため、制度変更に即応したレセコンシステムと手厚いサポート体制を提供しています。
 
 

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